健康志向とNMN

健康志向とNMN

平均寿命も健康寿命も延びた現代では、できれば老化せずに若いまま生活したいという欲求が高まっています。誰しもが抱くそのような要望に応えると期待されているのが「NMN」です。

NMNとは、ニコチンアミドモノヌクレチドの略称で、アメリカの著名な複数の大学で研究が進められている、いわば若返りの薬ともいわれるものです。こちらの研究に関しては、すでに2015年に日本のテレビでも紹介しており、2045年までには実用可能になる可能性があると述べられていました。

ですが、このような研究発表がされるずっと前から老化をいかに食い止められるかという研究は古今東西、行われてきました。その中で有力な候補として上がったのが、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドとして知られる酵素のNADです。この酵素は老化をコントロールするとされているサーチュインを活性化するもので、年齢が高くなるにつれて数が減っていき、老化傾向を阻止することができなくなります。

ですがこのNADは外から摂取しても人体の細胞に取り込まれません。その点、NMNはもともと人や生物の体内で自然に作られているもので、体内でNADに変換されることから、若返りに有用な薬として使うことができるとされています。

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