アクセントとなる家具

アクセントとなる家具

自身の店を経営したいと考えたとき、注意しておかなければならないのは、店舗デザインの内装には家具や什器の配置も含まれているということでしょう。既製品とオーダー品のどちらを選ぶのかは経営者の方針次第でしょう。専門店であれば什器はオーダー品を用いることが一般的です。しかしオーダー品は値が張るため、予算との相談も必要になります。例えばレジ台のような簡素なものであっても、10万円以上掛かるのが普通です。店舗で使用される家具はデザインもさることながら、耐久性が何よりも求められます。ですから専門業者が供給している家具にはメラミン化粧板を見ることが出来ます。

どうしても純木材に拘りたい経営者であれば、耐久性を諦め、尚且つ多額の予算を計上する他ありません。箱物什器については商品との相性が大切になります。商品が適切に並べられ、配置されるためのものですから当然のことです。既製品が使われることは滅多にないと考えてよいでしょう。但し、量販店の場合は大量の什器供給を専門店と契約しており、事実上の既製品と見ることができます。

最後に照明についてご説明します。照明は店舗経営者にとっては重要なアイテムに位置付けられるものです。照明の種類、配置は設計事務所も心血を注ぐポイントで、ライティングデザイナーと呼ばれる専門スタッフが担当します。照明にはベースライト、ウォールライト、スポットライト、パワーライト等があり、それぞれ大きな特徴を有しています。ベースライトは、蛍光灯やダウンライトで部屋の明るさを決定付ける基本照明に当たります。ウォールライトは壁を照射するためだけに用いられます。視覚照度を上げる効果を期待できます。スポットライトは商品の魅力を増幅させるために部分的に照射します。陰影が付く角度に設置するのが効果的だと言われています。パワーライトはショーウィンドウ用のライトです。