ランニングの際に

ランニングの際に

パーソナルトレーニングのために長時間のランニングをしていると、大幅にペースが落ちて胃腸が食べ物を受けつけないという状態になってしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。こういった場合に無理して食事をとっても、消化吸収がされにくくて苦しいだけです。

これを防ぐために、長い時間のランニングをする時には、炭水化物などの燃焼されやすいエネルギー源とともに、消化吸収細胞のエネルギー源となるグルタミンを摂取しておくのが良い方法だと考えられています。また、走り終わったあとは血中のグルタミンが減少しています。この状態を放置していると、骨格筋が自身の筋タンパクを分解して、胃腸などのほかの組織が使うグルタミンを作ってしまいます。そのため、できるだけ短い時間で血液中のグルタミン濃度を普段通りの状態に戻したほうが、骨格筋が余計なダメージを引き起こさず、回復をしやすくする状態にすることができます。

持久力を維持したうえで回復を早めるために、ランニングをする際には、こまめにグルタミン補給を意識してみると良いかもしれません。

グルタミンは冬虫夏草のサプリなどにも含まれているようですので、ご自身が気軽に補給できる方法を調べてみると良いかもしれません。

ランニングにかかわらず、運動をした後は筋肉痛になることがあると思います。この筋肉痛は、どういうメカニズムで起きるのでしょうか。ランニングを行うと、筋肉の収縮と弛緩などにより筋線維に小さな断裂が生じます。筋損傷が起きているかどうかは、いつもは筋細胞内にある酵素が血中に出てくるのを観察することで確認可能のようです。