税理士には事務処理能力が必要
税理士は、数字のセンスが重要です。事業を数字でイメージできるかどうか。数字を見て、その会社や事業の内容を理解できることも大切です。数字というのはお金ですが、このお金でお客様に説明する必要があります。
税理士が作成する書類は数字でできています。数字に対するセンスを磨きましょう。まあ、税理士は業務をさばく能力が高ければ高いほど良いと言えます。税理士の業務は今でも手作業の部分はとても多いものです。
税務ソフトがあっても入力するまでの準備や確認作業など時間と手間がとてもかかります。もちろん税理士はプロとしてミスは許されません。締切がある仕事ですし、迅速かつ正確な作業能力が必要になります。
とにかく大量の書類を扱うということで、整理整頓が好きじゃないと辛いところもあります。ある程度の書類整理能力や事務の能力は必要になってきます。もしお客様から預かった書類を紛失してしまったら……なんて紛失なんて決してしてはいけません。
また、黙々と一日中、机に向かっているということもあります。事務作業が苦手というタイプには苦しいばかりということになります。また、粘り強さも要求されます。地味な作業も多い業種です。面倒な処理もひとつひとつ片付けていく力も必要となります。
お客様のコンサルティングもありますし、申告書を作成するのにコツコツと地味な作業をやっていく。なかなか計算が合わないということもあります。そんなとき投げ出さずに原因を探って検証していく。
こういったことをゲームのように楽しむ人もいるようです。
数字がピッタリと合ったときは快感だといいます。楽しく取り組むことができると言える人は税理士の仕事に向いているといえると思います。