備前の刀剣ブランド

質の良い砂鉄が取れた備前の国は、現在の岡山県になるそうです。

平安時代から、室町時代にかけて多くの日本刀づくりが盛んに行われていたようです。備前の国のか各地に集まった刀工たちは、様々な流派となって現代にも語り継がれています。

その土地柄も含めて、その土地柄の刀工を表す刀剣のスタイルが、現代におけるコレクターたちの鑑賞ポイントともなっています。

「一文字派」「長船派」などは、備前の国から生まれた流派であるようです。

備前では、長い歴史を紡ぐよう刀剣の歴史が積み重ねられてきました。南北朝から室町時代にかけての産卵期においては、刀剣を大量生産した地としても知られています。大量生産された刀剣は、「数打物（かずうちもの）」「束刀（たばかたな）」として知られています。

古き時代から、刀鍛冶が活躍した土地として有名な備前では、刀剣の大量生産や名刀が数多く生み出されました。

なかでも有名な銘は「友成」でありますが、この銘は、様々な時代にみられているので、1つの刀剣ブランドであったのではないなどとも考えられているようです。