税理士は数字が好きなことが大事
税理士に数字がつきものです。当たり前ですが。税理士はやっぱりお金と数字が嫌いじゃないというのが大事です。そのうえで、文章を読んだり書いたりするのが好きだとなおさらよいといえます。税理士の仕事は法律に基づいたお金と数字を扱う仕事です。また税制改正は毎年ありますから、常に勉強、学ぶ姿勢が必要になってきます。
経営に興味があるというのも大切です。やはり経営に興味があると、数字の動きも味方も違ってきますし、お客様の事業所の様子もみるときの視点も変わってきます。会社に縛られたくないなんていう動機で独立開業を考えているとあまりうまくいかないかもしれません。
会社勤めみたいに上司からいろいろ言われたりということはないかもしれませんが、お客様からの要望はそれ以上にあるからです。
経営や商売に自然と触れてきたというならば、さらに良いともいえます。親が商売をしていたとか、自分自身が小さな会社で働いていて事業を見ることができたとか、商売感覚があるのは税理士の仕事に役立ちます。
もちろんそういったところがあったとしても、税理士になれば、勉強を続け、いろんな問題に直面しながら、地道に進んでいくしかありません。
税理士の資質があるとか無いとかいうよりも、その後の頑張りと努力が大切な職業といえます。税理士になる努力をして、なったらまた努力を続けるということが求められます。
先輩税理士がよくいうのは税理士の受験も大変だが、なってからの方がもっと大変ということです。
一方で、非常に難しい税理士の試験に合格しているぐらいだから、税理士としての資質は十分だという人もいます。受験生はまず試験に合格すること。それが一番大事なことです。