成功率の高い症状は?
インプラントの成功率が高く、長持ちしやすいのはどのような症状なのでしょうか。研究者いわく、「下あごの奥歯がかけて部分入歯が辛い人」なのだとか。また、「遊離端・中間欠損に関わらず予後が良いという臨床統計が出ている」とも。素材がセラミクス系でも金属系でも成功率に差はないだろうとの事です。上あごの骨が薄く難しいが、犬歯が残っている前歯ブリッジなら緻密な骨があれば有望だと。インプラントを長持ちさせるには、「毎日きちんと歯磨きする事」これが重要であると多くの歯科医が口をそろえて言います。ブラッシングを怠れば当然食べかすは口内に残り、細菌の繁殖に繋がります。人工であるからこそ、「天然の歯の時以上に丹念に汚れを取る必要がある」のです。実績があり熱心な歯科医ならば、ブラッシング指導だけに留まらず、ブラッシングの事も考慮して磨きやすい形のインプラントを作ってくれるはずです。インプラントというのは種類も多く、形・素材・埋め方・歯の状況によって磨き方は千差万別です。磨き方の指導も治療の一環なのです。ブラッシングの重要性は、インプラントにした所だけではありません。その他の歯を磨くのも極めて重要です。他の歯が歯槽膿漏などでやられてしまうと、骨が溶けて歯が欠けてしまいます。すると、インプラントを設計した際とかみ合わせが変わってしまい、人工歯根を通じて支える周囲の骨や他の歯根に無理な力がかかる恐れがあるのです。