各社見積もりが違うのはなぜ
外壁塗装を依頼するときに、よくあるケースとして「費用が高い!」と感じる場合を考えてみましょう。
対象が、スーパーで販売しているようなモノでしたら、近くのスーパーAでは100円で売っていて、スーパーBでは120円、さらに少し離れたスーパーCでは、今日タイムセールで特売品として88円で売っていたとしましょう。
「これは安い!」とスーパーCに向かいますよね。いつも買いなれたモノならば、スーパーCの88円が「安い」とすぐわかりますよね。
ところが、経験のない「外壁の塗り替え」となると、まず高いか低いかの判断基準がありません。
当然、適正価格がわかっていないということだろうと思います。
大切な家のことだから、あまりに高いと騙されたような気がするし、あまりに安いと“どこか手抜きしてないか”とつい考えてしまいます。要は、外壁の塗り替えはいくら位が相場なのか、分からないばっかりにと言うことではないでしょうか。
とすると、必要に迫られた場合、知りたいという衝動に駆られることでしょう。当然、インターネットの発達した現代では、早速、数社から見積りを取ってみたり、自身の住んでいる区や市等の基本的な事項を入力し、例えば富士市の外壁塗装を行っている会社を数社比較しているようなWebサイトを探したりするなど、自分の必要な情報を得ることが可能です。
ところが、その結果更に悩みは大きくなってしまうかもしれません。
同じ自分の家を見積りしてもらったはずが、入手した見積書の金額は、各社マチマチ。同じ作業をするはずなのに、なんでこうも違うのかと。
かえって不安は募り、不信感は増していくばかりという結果になりそうです。そこで、意を決して、回答した業者に問い合わせると、営業マンからは、「工程が違います」「使っている塗料が違います」「アフターフォローが違います」といった答えが返ってくることは想像に難くないでしょう。
確かに、間違った答えではないものの、その説明だけで納得できそうにありません。