犬の問題行動

犬の問題行動

犬の問題行動にはその犬の意図が隠されています。愛犬が何らかの問題行動を繰り返す時は、焦らずにその背景、原因を探ることが求められます。例えば同じ場所を旋回し続けるとしましょう。

それは単にふざけているのではありません。健康な犬はそのような行動を取らないからです。自分の尻尾を追いかけるのは、人間にとっては面白い行動かもしれませんが、犬は不安に苛まれてそのような行動に出ている可能性があります。感染症に罹患していたり、毒を摂取したりすると、よく旋回行動を起こします。旋回の他にも穴掘りや食糞、頭の押し付けといった症状が見られることがありますが、いずれも決して意味の無い行動ではありません。穴掘りは何かから逃げたいのかもしれませんし、何かを追っているのかもしれません。

居場所を作ろうとしている可能性もあります。食糞は色々な原因が考えられますが、1つは栄養不足です。つまり少しでも栄養を付けようとして、本能的に行動しているのだと考えられます。また便から変わった匂いがした時も食べることがあります。母犬が過去に食糞していれば、それを真似て行うこともあります。

頭を押し付けるのは、人間にとっては少し不気味な行動ですが、愛犬が危機に陥っている可能性があります。中毒症状の疑いもありますし、何かの予兆である可能性もあります。気付いたらすぐに獣医に相談して下さい。一時的に止まっても、しばらくは目を離さないようにしましょう。

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