トータルコストで考える

トータルコストで考える

外壁塗装の見積書をみて、高いとか、低いとか言う場合、何をもって判断されてますか?おそらく、ある時点での見積もりのみで判断していませんか。コストは、トータルで考えた方が結局お得になる場合があります。

外壁塗装に使用する塗料を例に挙げてみていくとしましょう。

「塗装専門店」と言われる業者が使っている塗料を含めた材料費と、一般業者の塗料含めた材料費で違いの出る場合があります。

一般的に、専門店の方が高くなっているかもしれません。

しかし、使っている塗料の耐久年数を見てみると、専門店の方が、一般業者より長いものを使用している場合が多いです。なぜかと言えば、専門店では、耐久年数の長い比較的ランクの高いものが使われているため、どうしてもその分一般業者よりも高くなってしまうからです。

ところが、耐久年数が長い塗料を使用しているということは、それだけ塗り替えに要する回数が少なくなる、ということになります。場合によっては、一般業者の場合、10年という一般的な塗り替え期間を待たずに、一部塗り替えが発生する可能性が出てきます。そうすると、当然また足場を組んだりと、余計な施工費が必要になり、結局、20年というような、長いスパンで考えると、トータル的なコストは、専門店の方がお得になる、ということです。

どうして、使う塗料のランクが、専門店と一般業者で違ってくるのか。それは、一般業者は、外壁部分は専門店と同じランクのものを使っていても、樋や雨戸等の“付帯部分”でランクを下げた塗料を使っていることに起因しているため、とよく言われています。

つまり、その付帯部分に、傷みが出てくれば、外壁の塗り替えを待たずに、付帯部分だけ施工せざるを得なくなる、場合も考えられます。今回の塗り替え工事で出された見積もりに差が出ても、将来にわたってのトータルコストから比較すると、専門店の施工の方が“お得”になる場合もあるということです。

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